ミラクルフルーツ
ミラクルフルーツ (アカテツ科フルクリコ属)
<学名: Synsepalum Dulcificum>
ミラクルフルーツは西アフリカ原産の熱帯地域に育つ植物です。
栽培適温は20℃〜35℃の2〜4メートルの低木で小さな赤い実がなります。
花は米粒大くらいの小さな白い花で、かすかに甘い香りがします。
ミラクルフルーツの実を食べてからレモンなどすっぱい物を食べると甘く感じさせる特性があります。
原産地域等では昔からすっぱい物を食べる際にこのミラクルフルーツを利用してきました。
この不思議な作用は、果実に含まれる「ミラクリン」と言う糖たんぱく質が、
酸味を感じた際に舌の甘味受容体を刺激するため酸味が甘く感じられると言うものです。
ミラクルフルーツは、あくまで味覚を修飾する作用であり、それ自体には健康改善機能も、ダイエット機能もありません。
あくまでも、食生活や食育などに関する味を感じるしくみなどツールとしての利用が目的です。
今まで希少な木からとれる希少な果実のため、とても高価であったミラクルフルーツを本格的栽培に成功。
大幅なコスト削減が行えいままでもよりもリーズナブルな価格にて日本でもご提供されるようになりました。
ミラクルフルーツの成分
ミラクルフルーツの実自体は甘くないが、数本の炭化水素鎖を持つ特殊な糖タンパク質であるミラクリンを含んでいる。 この実を食べると、ミラクリン分子が舌の味蕾に結合し、次に食べた苦味や酸味のある食べ物(レモンやライムなど)および薬剤を甘く感じさせる。 この効果は30分〜2時間程度持続する。ミラクリン自体は甘味料ではなく、感じる甘味は後続の食べ物に左右される。
ミラクルフルーツの食べ方
@ミラクルフルーツを口の中に入れる
A種と実を分けるように口の中全体で1、2分転がし種だけを出す
Bさあ準備OK!すっぱいものを食べてみましょう
ミラクルフルーツは、あくまで味覚を修飾する作用であり、それ自体には健康改善機能も、ダイエット機能もありません。
あくまでも、食生活や食育などに関する味を感じるしくみなどツールとしての利用が目的です。
味は舌にある「味蕾(みらい)」という部分で感じますが、ミラクルフルーツに含まれるアミノ酸成分(ミラクリン)
が舌の上でですっぱい成分とくっつく事で甘みとして脳に信号を送るため本当の味はすっぱいのに甘く感じます。
酸味以外の味に変化はありません。舌を麻痺させるわけでも、酸味を無くすわけではないので、酸味は弱まりますが感じます。
ミラクルフルーツとは
ミラクルフルーツの木は常緑樹で、コーヒー豆ほどの大きさの小さな赤い果実を実らせる。 木は現地では6m以上にもなるが、他所で栽培されたものは多くの場合1.5mにも満たない。 花は白く、何ヶ月もの期間にわたり開花している。果実は年に2回、雨季の後に収穫可能である。 ミラクルフルーツはミラクルベリーとも呼ばれる果物で、1725年、探検家の Des Marchais により原産地である西アフリカで発見された。 Marchais は現地の人々が食事の前にこの果物を採って噛んでいる事から、ミラクルフルーツの存在に気付いたとのこと。